ようやくこの辺でも桜が綺麗に咲き始めましたが、皆さんいかがお過ごしでしょう?
近頃は桜の咲く時期のイメージでいうと、私は入学式より卒業式の方が強かったですが、今年は入学式にぴったりかもしれませんね。
さて先日の夜、子どもと一緒にお風呂に入ったときのことです。
浴槽に浸かりながら、『じゃんけんぽいぽい』や『グリンピースじゃんけん』などで遊んでおりまして、40~50分ほどの入浴タイムだったでしょうか。
そろそろ出ようかとなった時、子どもが手の平をこっちに向け、
「何でお風呂に入ると指がシワシワになるの?」
と質問してきました。
「たしか水を吸っちゃうんじゃなかったっけな?」
と頭の片隅に何となくある記憶を呼び起こしつつ答えると、
「え!?どうやって吸っちゃうの?」
「それに腕とかお腹はシワシワにならないよ?」
と矢継ぎ早に質問が。
「それは…あれだよ…」
学校で習ったような気がするけど、何も出てきません。
ということで「お風呂出たら調べてみよう」と、着替え後、調べてみました。
【何故お風呂に入ると皮膚がふやけるの?】
お風呂に入ると皮膚がふやける理由はいくつかあります。
まず、皮膚の一番外側にある「角質層」に含まれるケラチンというたんぱく質が水分を吸収しやすいため、長時間水に浸かると角質層が水分を吸収して膨張します。これが主な原因です。
また、水に触れると皮膚内の水分が増え、これによって塩分の割合が減少します。この変化が神経によって脳に伝えられ、自律神経系が血管を収縮させることで、肌がシワシワに変わります。
さらに、最新の研究では、「水面下の物体をしっかりとつかみ取りやすくするため」という説が提唱されています。つまり、指先がしわしわになるのは進化の過程で人間が獲得した利点で、滑りにくくなることで物をしっかりとつかめるようになると考えられています。
【では、何故腕とかお腹とかの皮膚はふやけないのか?】
手や足の指先がふやけるのは、その部分にある「細胞間脂質」という物質が水分を吸収しやすいためです。一方、腕やお腹などの皮膚は、角質層が厚く、細胞間脂質の量も少ないため、水分を吸収しにくいです。そのため、お風呂に入っても腕やお腹の皮膚はふやけにくいのです。
また、手や足の指先には多くの感覚神経が集中していて、細かい作業を行うための感覚を発達させています。このため、水に触れると皮膚内の水分が増え、これによって塩分の割合が減少します。
この変化が神経によって脳に伝えられ、自律神経系が血管を収縮させることで、肌がしわしわに変わります。しかし、腕やお腹などの皮膚にはこのような感覚神経が少ないため、同じような反応は起こりにくいのです。
だそうです。
さて、これをどのように説明するか。
「手とか足の皮膚は、スポンジみたいにお湯を吸い込んじゃうから、お風呂に長く入っていると、ふやけてシワシワになっちゃうんだって。それにふやけてシワシワになると、滑りにくくなって、水の中でもものをつかむことができるんだって。」
「お腹や腕は水を吸い込みづらいし、物をつかんだりする必要がないから、ふやけてシワシワになる必要がないんだってさ。」
自分なりに何とか要約して答えてみましたが、
「ふ~ん。」
一言で終わりました。
とりあえず今回も子どものおかげで、一つ勉強になりました。
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