最近天気が悪い日が多かったですが、皆さんいかがお過ごしでしょう?
ゲリラ豪雨という言葉が定着した2008年の新語・流行語大賞の当時は、降り出したら20~30分ほど待てば落ち着くと言われてましたが、最近は1時間位経たないと収まらない気がするのは私だけでしょうか?
日曜日の夕方も雨の音がすると思った途端、急激に強くなり、洗濯物を取り込むのに久しぶりにダッシュしました。
雨に通じる話で、先日家で何気なくスマホを見ていると、お知らせにニュース記事が出てきたので、開いて読んでみました。
題名は『関東で二重の虹が出現』で、「晴れと雨の境目では、大きな二重の虹の見られた所があり、今日は晴れていても急な雨に注意してください。」との天気の内容でした。
すると子どもが隣に来て、「何見てるの?」と私のスマホを覗き込んできました。
二重の虹が見えたんだって。と画面を見せると、
「自分も見たことある!」と意気揚々に伝えてきました。
そして画面を見ながら、
「〝ニジ〟って虫なの?」と聞いてきました。
「何で?」と聞くと、「この漢字、『虫』って書いてあるから。」と。
確かに!
部首が「むしへん」の漢字は、昆虫とか爬虫類とか何かしらの生き物が多いような気がします。
というわけで、恒例の調べてみました。
「虹」という漢字が「むしへん」を持つ理由は、「虫」という部首は、古代中国では蛇や龍のような生き物を指すことがあり、虹を天と地を繋ぐ霊的な存在や生き物のように捉えていました。
虹は、形が蛇や龍に似ているため、虹もそのような霊的な「虫」の一種と考えられており、中国の神話では、虹を龍や蛇の一種とみなすことがありました。
そのため、「虹」という漢字に「むしへん」が使われているのです。
又、「工」の部分はつらぬくという意味があります。
「虹」は大蛇が天に登って龍になる際に、天をつらぬくときに空につくられるとの想像から漢字ができたようです。
ちなみに英語のレインボー(rainbow)」という言葉の由来は、英語の「rain(雨)」と「bow(弓)」の組み合わせで、「雨の弓」という意味ですね。
他の多くの言語でも虹を「弓」に例えることが多いらしいですよ。
科学が発展して、虹の原理が神秘的なものではないとわかっても、現在も変わらず「虹」という漢字も言葉も使われてるって思うと、何か良くないですか?
「屈折光弧」みたいな科学的な難しい呼び名にしても良いようなものの。
ぜひ今度虹を見かけたら、龍に見えるか確認してみてはいかがでしょうか?
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