今回のコロナウイルスの影響で色々大変な思いをされている方も多いかと思います。
感染の恐怖により、旅行にも行けない・外食にも行けない・友達にも会えない・・・。
また、マスク・消毒液・トイレットペーパーなど、色々な商品が手にはいりづらい事もありましたね。
「トイレットペーパーが無くなる」というデマによって買い占めが起こりましたよね。
私も、トイレットペーパーを買うのに、大変苦労をしました(汗)
実は、明治時代にも同じ様に「デマ」による似たような現象が起こりました。
みなさんは、「ハレー彗星」をご存じでしょうか?
恐らく一度は聞いた事はあると思います。
ハレー彗星は、約75年周期で地球に接近する彗星です。
直近ですと、1986年に接近をし話題となりました。
今から約100年前にこの様な事が起こりました。
1910年(明治43年)にハレー彗星は地球に接近をしました。
その時、フランスの天文学者が「地球に衝突する可能性がある」と説いたことから、
「地球上の空気が5分間無くなる。5分間息を止めていられれば助かる」という
「デマ」が広がりました。
その時に買い占められた商品が・・・「自転車のタイヤチューブ」です。
なぜ、自転車のタイヤチューブかというと、その5分間空気がなくなった時に、貯めて置いた空気を
タイヤチューブを使って息をする為という事だったのです。
また手に入らなかった人は、洗面器に水を張って息を止める練習をした人さえもいたそうです。
「デマ」というのは、一瞬にして悪い影響が広がってしまいますね。
現代、インターネットなどで莫大な情報が入ってきます。
正しい情報もあれば、「デマ」などの情報もあります。
冷静に情報を判断していかなければならないですね。
ちなみに、次回ハレー彗星が接近するのは、2061年頃だそうです。
40年後の未来は、どの様な「デマ」が広がるのですかね。。。
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